野菜にはそれぞれ旬があるけど、旬の時期は同じ野菜がたくさん出回るからどうしても市場価格が安くなるよね。
できれば旬をずらして、市場に同じ野菜が少ない時期に作りたいのだけど、何か良い方法はあるかな?
こんなお悩みについて、自然栽培農家の視点から解説します。
この記事の内容
- 旬を外す栽培はおすすめしません
- 私たちが旬の栽培にこだわる理由
- 味がよく栄養価が高い
- 野菜が健康に育つので育てやすい
- おわりに
今はスーパーに行けば一年中同じ野菜があるので、あまり野菜の旬を意識しないかもしれませんが、野菜にはそれぞれ旬と呼ばれる時期があります。
私たちの農園「ナチュラルハート」では、この旬の栽培に強いこだわりを持って生産を行っています。
その理由を解説してみたいと思います。
旬を外す栽培はおすすめしません
「旬」とは一般的にそのモノが「もっともおいしい季節」という理解かと思います。
確かにそのとおりですが、私たち生産者からすると「もっとも作りやすい季節」とも言えます。
考えてみれば当たり前ですが、旬に栽培するということは、その作物にもっとも適した時期に栽培するということです。野菜にはそれぞれ「発芽に適した気温」、「生育に適した気温」というものがあり、そのタイミングで育てれば、順調に発芽して野菜たちはスクスクと健康に育ちます。
自然栽培では肥料や農薬に一切頼らないため、野菜が健康でなければ虫に食べられたり、病気になったりするリスクが高まります。そうなってしまってからでは手の施しようがないので、野菜にストレスをかけないよう細心の注意をはらう必要があり、そう言った理由からも旬を外した栽培は行うべきではありません。
私たちが旬の栽培にこだわる理由
私たちが旬の栽培にこだわる理由を2つ紹介します。
1.味がよく栄養価が高い
旬の時期にスクスク育った野菜は、その野菜に含まれる栄養素も豊富なことが知られています。
このことも「旬の野菜がおいしい」と感じる理由の1つだと思います。
私たちは健康な野菜こそが、人を健康にする力があると信じています。
それはおいしいからこそ、人は野菜から多くの栄養素を摂ることができるためで、それが結果的に健康へと繋がるからです。
健康のために野菜を食べるのではなく、おいしいから野菜を食べて、その結果健康になる。
そんな人が少しでも増えるように、私たちは毎日「自然栽培」と向き合っています。
野菜が健康に育つので育てやすい
旬の時期の栽培は、野菜にもっともストレスをかけません。
野菜にストレスをかけるとどうしても元気がなくなり病気になりやすくなるため、肥料や農薬に頼らなければなりません。
「自然栽培」ではそれが出来ないので、野菜が健康に育ってくれる「旬」の栽培が何よりも大切なのです。
そして健康に育っている野菜には、ほとんど虫も寄ってこないのでとても栽培が楽です。
おわりに
この記事では、旬に野菜を育てることの重要性について解説しました。
確かに旬を外して生産すると、野菜の単価は高くなります。しかし、野菜にストレスをかけて不健康に育った野菜が本当においしいでしょうか?
また、そんな野菜を食べて私たちは健康になれるのでしょうか?
私たちはその答えはNOだと考えます。そして旬の生産こだわり、本当においしい野菜を作れば、安売りしなくてもおいしいと買ってくれるお客さまがたくさんいることも学びました。
私たちナチュラルハートはこれからも、自然栽培で旬の生産にこだわり続けたいと思っています。
ナチュラルハートは皆さまに本物の野菜をお届けします!