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自然栽培の枝豆

枝豆

悩む農婦

暑くなってくると枝豆が食べたくなるよね。

ところで「自然栽培」で枝豆って作れるのかな?

 

そんな疑問お答えします。

この記事の内容

  • 枝豆は大豆です
  • 実は自然栽培に向いている
  • 自然栽培で育てる時の注意点
  • 枝豆は栄養満点
エーイチ
この記事を書いている私は、自然栽培歴9年の専業農家です。

私はお酒がほとんど飲めないのですが、枝豆は大好きで毎年作っています。

そんな私の経験を元に、自然栽培の枝豆について解説します

枝豆は大豆です

大豆

まず基本ですが、枝豆は大豆を若採りしたモノだというのは知ってますか?

コレ、けっこう知らない方がいらっしゃるので、念のため書いておきます。

もちろん今は品種改良が進んでいて「枝豆用の種」として売られていたりしますが、青い時に採らずに成らせておくとやがて大豆のようになります。

枝豆用の品種はちょうど夏のビールがおいしい時期(7月前後)に食べ頃になるように作られます。

一方、大豆は秋に収穫するように種をまくのですが、実はこれも若採りすれば「枝豆」としておいしく食べられます。ただ時期が8月末とか9月頃になるので、市場ではあまり枝豆の需要がなく、一般的には出回らないですよね。

だけど私たち農家は、大豆用に育てたモノの一部を若採りして「枝豆」としておいしく頂いています 🙂

実は自然栽培に向いている

枝豆の株

枝豆(大豆)はマメ科の植物です。

マメ科の植物の特徴はなんと言っても根粒菌と共生して、空気中の窒素を取り込んで作物の生長に利用してくれる点です。

そのため、肥料を使わない自然栽培にはとても向いている作物と言えます。

逆に肥料を与えすぎると枝葉ばかりが大きく育って、肝心の実(マメ)が成らなくなるそうです。(私は肥料を与えたことが無いので実体験ではなく、あくまで情報としてですが)

自然栽培で育てる時の注意点

枝豆の発芽

枝豆は肥料を与えなくても大丈夫なので、その点では「自然栽培」に向いていると言えるのですが・・・。

当然のことながら自然栽培では「農薬」も一切使わないので、マメに虫が入る確率は高くなります。

他のマメ科の植物と比較しても、枝豆が虫にやられる率は高いように感じています。

ですので出荷前には一房一房チェックして、虫に食べられた房は取り外す「調整」という作業が必須です。

ナチュラルハートの「自然栽培」の枝豆はとても人気があって、収穫するとすぐに売り切れるのですが、この調整作業に時間が取られるためあまりたくさんは作れないでいます。

この点が自然栽培で枝豆を育てる時の注意点と言えます。

枝豆は栄養満点

枝豆の塩ゆで

枝豆はおいしい上に、とても栄養豊富です。

マメですので植物性のタンパク質を含み、他にもミネラル類、ビタミン類、食物繊維を豊富に含む栄養食です。

そろそろ市場にも旬の枝豆が出回る時期になってきますね。

ナチュラルハートの枝豆はまだ小さいので、収穫は7月の中旬あたりかなーと思いながら楽しみにしています。

たくさん摂れたら「お任せ野菜ボックス」にもどんどん入れますので、どうぞお楽しみに!

ナチュラルハートは皆さまに本物の野菜をお届けします!

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