自然栽培を実践するのに必要な農具って何があるのかな?
おすすめのモノがあれば知りたいな。
そんな疑問にお答えします。
この記事の内容
- 自然栽培に役立つ農具5選
- のこぎり鎌(かま)
- 鍬(くわ)
- レーキ
- 三角ホー
- けずっ太郎
- まとめ
今回は私が自然栽培を実践する上でいつも使っていて、便利だなと感じる農具を5つ紹介します。
この記事を読んでピンと来るモノがあれば、ぜひ一度使ってみてください。
自然栽培に役立つ農具5選
1.のこぎり鎌(かま)
のこぎりの様にギザギザの葉が付いた鎌(かま)です。
この鎌を見ると、「手で稲刈りをする時の道具でしょ」と思う方が多いですが、他にもいろいろな使い道があってとても便利な道具です。
のこぎり鎌の使い道
- 稲を刈る
- 草を刈る
- 野菜を収穫する
- 畝の上に溝を切る
草を刈るのもこの鎌一本で大抵の草は刈ることができます。ノコ刃で引っかけて切るのでザクザク刈ることが出来てとても便利ですよ。
また野菜の収穫にも使えます。根元からスパッと行けるので、ニラ、葉物類、ズッキーニ、キャベツ、白菜などの収穫に重宝しています。
更には、雨などで固まってしまった畝の上の土をこの鎌で軽く耕すように縦スジを付けるときにもよく使っています。
この「のこぎり鎌」をいつも腰にぶら下げておくと、ふと気になった場所でササッと作業できるので、私には必須アイテムです。
私のお気に入りののこぎり鎌はこちらです。
2.鍬(くわ)
鍬(くわ)は皆さんよくご存じの農具ですよね。
畑を耕すのにももちろん使えますが、専業農家はトラクターなどを使って耕しますので、鍬は使っていません。
ですが耕す以外にも、手で畝を立てる時に土を寄せたり、畝に張ったマルチに土をかけたりするために使います。
また、水はけが悪い場所に溝を切って雨が降ったときの水の流れ道(明渠)を作るのにも使っています。
ちなみに鍬を選ぶ時は、ステンレスのモノが軽くて人気がありますが、少し重みがある鉄製がお勧めです。
理由は、鍬を上から下ろした時に、その自重で土にサクッと刃が入ってくれるので、軽いステンレスンのモノより疲れません。いつもステンレス製を使っている方は、ぜひ一度、鉄製の鍬も試してみてください。
私のお勧めはこちらです。
3.レーキ
レーキとは、土の表面をならす農具です。
すみません、良い写真がないので、こちらのアマゾンの写真を参考にしてください。
私のお気に入りはコレで、ヘッド部分はスチールでしっかりしているのに、柄の部分は木で軽いところが気に入っています。
私は主に、畝の上を平らにならすのに使っているのですが、ヘッド部分の大きさがそのような作業にちょうど良い大きさなので、長年愛用しています。
4.三角ホー
三角ホーについても画像はこちらのアマゾンのものをご覧ください。
ヘッド部分が三角で、先がとがった鍬(くわ)といったイメージです。
この「金像」制の刃物は、品質がよくて私はとても気に入っています。
この農具は主に、中耕という作業に利用します。中耕とは、特に葉物野菜など畝の上に何列かで並べて植えているところの、列と列の間を耕す作業です。これによって、小さな雑草が除草され、かつ固まった土が耕されて地中に空気が通りやすくする大切な作業です。
5.けずっ太郎
面白いネーミングの農具ですが、その名のとおり土の表面をカリカリっと削る農具です。
写真は例によってこちらをご覧ください
これがとても便利な道具で、コレの先端の刃の部分を1~2cmほど土の中に入れて土の表面をスッと削ると、雑草の茎と根の間部分がスパッと切れてくれます。まったく力いらずで、しかも立ったまま除草作業が出来るととても便利な農具です。
コツはこの刃の幅に合わせて、畝幅を決めて種をまいておくことです。そうすれば一度スーと削るだけで、あっという間に畝間の除草が完了します。
まとめ
今回の記事では、「自然栽培」で畑仕事をする上で、常日頃から私が利用していて便利だなと感じる農具を5つ紹介しました。
私たち専業農家は一日中畑で作業をしているため、いかに効率よく、楽に作業が出来る農具をいつも探しています。今回ご紹介した5つの農具は、私たちが9年間農作業をしていく中でふるいにかけられながらも、今もなお使い続けている便利アイテムです。
この記事が皆さんの畑仕事を少しでも快適にするお役に立てたなら幸いです。
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