雨が続くと畑仕事が進まなくてあせるなあ。
何かやりたいけど、雨の日に絶対やってはいけない作業ってあるのかな?
そんな疑問にお答えします。
この記事の内容
- はじめに
- 雨の日にやってはいけない作業
- 畑の中を歩き回ること
- 耕運や畝立て
- 整枝
- おわりに
雨の季節は畑仕事が思い通り進まなくて焦りますよね。それでも無理をして作業をすると、かえってマイナス効果になることもあります。
この記事では、自然栽培を行う上で雨の日に絶対やってはいけない作業を解説します。
はじめに
自然栽培はご承知のとおり、肥料や農薬を使わない栽培方法です。
そしてこの農法を成功させるコツは、作物を健康で元気に育てることです。逆に言えば、作物の生長に影響をおよぼすことは出来るだけ控えなければなりません。
その点を踏まえて、雨の日にやるべきではない作業を見ていきましょう。
雨の日にやってはいけない作業
雨が降っても作物は生長を休んでくれません。雑草もまた同じです。
どんどん伸びる作物や雑草を見ていると、やるべき事がどんどんたまって焦りますよね。
でもその焦りからくる作業が、作物の生長に悪影響を与えてしまい、かえってマイナス効果をもたらす場合もよくあります。
この記事では、雨の日に決してやるべきではない作業について見ていきます。
1.畑の中を歩き回ること
雨の日は畑の土が湿ってとても柔らかくなっています。そこを人が歩き回ると、土をぎゅっと圧縮したように踏み固めることになります。
土が踏み固められると、土の中の空気の通りが悪くなるため、自然栽培でもっとも大切な根の生長に悪影響が出てしまいます。
また土を踏み固めてしまうと、畑の水はけも悪くなり、雨が上がってもいつまでも乾かずに畑仕事が出来ない状態を長引かせてしまいます。
そのような理由から、雨の日に畑に入るのは出荷の予定がある場合の収穫作業など、必要最小限にとどめるべきです。
2.耕運や畝立て
耕運や畝立てなど、土を動かす作業は、雨の日にもっともやってはいけない作業と言えるでしょう。
理由は、この作業によって土を練り固めてしまうからです。
時々雨の日にトラクターで畑を耕運している農家の方を見ますが、トラクターのロータリーで高速に土を練ってしまうと、通気性は最悪の状態になります。更に重いトラクターのタイヤで土を押しつぶしてしまうので、雨の日の耕運は絶対にやらないようにしましょう。
計画通りに仕事が進まなくて焦る気持ちはよくわかりますが、日程だけキープしたところで肝心な作物の生長に影響を出してしまっては元も子もありません。常に最終目的は何かを意識して作業を進めるようにしてください。
3.整枝
整枝とは、余分な枝をカットして、作物の生長をコントロールする作業です。
枝のカットは手やハサミを使って行いますが、これはよく晴れた日に行うべき作業です。
なぜなら、カットした箇所は傷のような状態になっているので、晴れていれば乾燥して傷口をふさいでくれますが、なかなか乾燥しない雨の日だと、そこから病原菌が侵入するリスクが高くなります。
強風で枝が折れたなどの特別な場合を除き、雨の日に枝を落とすなどの作業も行うべきではありません。
おわりに
この記事では雨の日に行うべきではない作業を3つ紹介しました。
いずれの作業も、雨が続いて予定がたまってくると、ついつい焦ってやりがちな内容ですが、目的は日程のキープではなく、あくまで作物を健康に育てることですので、目的をはき違えないよう注意してください。
雨の日は雨の日に出来ることをしましょう。
参考にこちらの記事も併せてご覧ください。
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