雨が何日も続くと畑仕事が出来ないから、草がどんどん伸びてきて大変!
このまま放っておいていいのかな?
そんな疑問にお答えします。
この記事の内容
- 長雨時の畑の状態
- 長雨時の例外的な草管理
雨が何日も降り続くと、畑がジュクジュクしていて心配になりますよね。
特に梅雨時の長雨では、気温が高いので草がどんどん伸びてしまい、作物への影響も心配になります。
この記事では、そんな長雨が続く時の、例外的な草の管理方法について解説します。
長雨時の畑の状態
いくら水はけの良い畑でも雨が何日も降り続けば、畑の土は相当な水分を含んだ状態になります。
場所によっては水たまりが出来ることもあるでしょう。
過去の記事【自然栽培】雨の季節の作業計画でも述べましたが、雨が降っている時や雨上がりでまだ畑が湿っている時は、畑に入るべきではありません。
それでも梅雨時の長雨はいつ止むか分からず、気温も高いので畑の中では草がグングンと伸びてきて、作物の生長を阻害しそうになります。
この記事ではそんな時の対処方法について述べます。
長雨時の例外的な草管理
「自然栽培」では草を生やして、この草を活用するのが大切だということは、このブログの中で何回も述べています。
では、草を生やす理由はなんでしょうか?
まだ読んでない方は、ぜひこちらの記事をお読みください。
草を生やす目的の1つに、畑の土を乾燥から守ることがあります。土を裸にしないことで、直射日光が土に当たらないようにして、土を乾きにくくしています。作物の生長には水分が欠かせないので、自然栽培ではこれはとても有効な対策です。
ところが雨が降り続き、畑がジュクジュクしている状況では、これは逆効果になります。
長雨とは言え、雨が何日も休まず降り続くことは少なく、曇っていても雨が上がったり、晴れ間が出たりする瞬間があるものです。
その時に少しでも畑を乾かしたいケースでは、草が伸びていると土の乾燥が遅くなってしまいます。
そこで、わずかな雨が上がったタイミングを利用して、草を短く刈り込みます。これは自然栽培としては例外的な処置ですが、畑の早く乾かすことを目的としていますので、ためらわずに畑に入って、速やかに実行しましょう。
こうして草を短く刈り込むことによって、わずかな晴れ間が出たときに、畑の水分が蒸発しやすくなります。また、作物が蒸れてカビが付いたり、病気になったりするのを防ぐ効果もあります。
ただし、草刈り機で草を刈る時に、土を飛ばしたり、作物を傷つけたりしないよう慎重に作業を行ってください。
またどうしても、畑の土を踏み固めることになりますので、歩く範囲は必要最小限としてください。もし通路があまりにも固まってしまった場合は、雨が上がって乾燥するのを待ってから、管理機やクワで耕運して、土中に空気を送り込むことも忘れずに行ってください。
まとめ
この記事では、雨が降り続いた時に行う例外的な草の処理について説明しました。
これもいつも言うことですが、自然栽培にはマニュアルはありません。「基本的にはこうすべきだ」という話はあくまで参考にとどめ、それぞれの畑で自分自身の判断で作業を行うようにしてください。例えそれが失敗になっても、そこから多くを学ぶことが出来るので、長い目で見て成功の過程と捉えるようにしましょう。
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