夏なのに気温が低かったり、雨が降り続くと野菜が病気にならないか心配。
「自然栽培」では、野菜が病気になった時の対処や、病気の予防はどうやってるの?
こんな疑問にお答えします。
この記事の内容
- 野菜が病気になった時にできること
- 野菜の病気予防のために行っている4つのこと
- 必要以上に病気を恐れなくても大丈夫
野菜が病気になると、予定していた収穫量が減るので心配ですよね。
そんな野菜の病気について、これまでの経験で得た知識や経験を基に解説します。
野菜が病気になった時にできること
「自然栽培」は肥料も農薬も一切使わない農法です。
一般的な慣行栽培であれば、病気が発生したら農薬を撒いてその病原菌を殺すこともできるかもしれませんが、自然栽培ではそれができません。
では、病気が発生したら自然栽培ではどうするのか?
実はほとんどやれることはありません。野菜自身の治癒力に期待して待つか、早めにあきらめて抜いてしまうかのいずれかになります。
その際に気をつける点を解説します。
治癒力に期待して待つ場合
病気の株で使った農具を健康な株と共有しないようにしてください。例えば病気の株から収穫するために使ったハサミを、健康な株からの収穫にも使わないことです。
もちろん伝染性のない病気では問題ありませんが、判断が付かない場合は気をつけてください。
病気になった株を抜く場合
伝染性の病気の場合、次々と隣り合う株に病気がうつっていく場合があります。そんな時はためらわずに根元から抜いて、畑の外に移動してください。
病気の株が収穫中であっても、速やかに対処されることをオススメします。
野菜の病気予防のために行っている4つのこと
「自然栽培」では病気が発生してしまうとほとんど出来ることがないため、病気を発生させないことがとても重要です。
病気の原因は通気性の悪さや、過湿によってカビや菌が繁殖しやすくなっていることですので、それらの原因を取り除くために次に挙げることを行いましょう。
病気予防のために行っている4つこと
- 土の通気性を確保する
- 土の水はけを良く保つ
- 株が混み合わないよう整枝する
- 雑草を適切な長さに保つ
これらの気をつけて、通気性、通水性を確保することによって、野菜達は健康に育つことができます。
必要以上に病気を恐れなくても大丈夫
「自然栽培」はそもそも肥料も農薬も使わずに野菜を育てることを基本としているため、旬の栽培を心がけ、野菜が健康に育つことを大切にしています。
また、数年の歳月をかけて土が十分育ってくると、野菜はその畑で健康で大きく育つ環境が整います。
その状態になるまでは虫や病気の発生で収穫がない時もありますが、一度その状態になるとほとんど虫の害や、病気が発生せずに、健康でピカピカの野菜が採れるようになります。
そこまで行くと、少々の長雨や日照不足でもほとんど心配はありません。
ぜひその状態を目指して、畑や作物と向き合ってください。
ナチュラルハートは皆さまに本物の野菜をお届けします!