自然栽培でニンジンを作ってみたいけど、難しいのかな?
自然栽培で育てる時のポイントなどを知りたいな。
そんな疑問お答えします。
この記事の内容
- 準備
- 種まきと水やり
- 草取りと間引き
- 収穫
- まとめ
ニンジンは栄養価が高く身体にいいので、とても人気の作物ですね。
肥料も農薬も使わない「自然栽培」で作るのが難しいかと聞かれれば、決してそんなことはありません。
自然栽培でニンジンを育てる手順を解説しますので参考にして挑戦してみてください。
準備
肥料や堆肥などを一切使わない「自然栽培」では、種まきの準備といえば「畝を作る」だけです。
畝を作るときのポイント
- ニンジンの種は小さいので畝の土は細かく耕す。
- 深さは20cmほどまで耕す。
- 小石などの少ない場所を選ぶ。
土の粒子があまり洗い場所はニンジン栽培には向きません。出来るだけ細かく耕してください。
深さはニンジンの品種にもよりますが、五寸ニンジンの場合は根が15cmほどになりますので、20cmぐらいの深さまで耕しましょう。
小石などの障害物があると「股根」といって二股に分かれることがあるので、できるだけ障害物が少ない場所を選んでください。
畝の幅は何条まくかによりますが、条間を20cmほど取れる畝幅にしましょう。
種まきと水やり
種まきのポイント
1~3cm間隔で種をまいて、土は種の表面が隠れる程度に薄めにかける。
間隔はあとから間引きをするので、あまり神経質にならずに筋状にまきましょう。
ニンジンの種は「光好性種子」と言って発芽には光が必要ですので、土を厚くかけないよう注意してください。
土をかけたらワラ、草、もみ殻、不織布などを上にかけて土の乾燥を防いでください。
水やりのポイント
発芽まで土を乾燥させないよう水やりをする。
ニンジンは発芽させるのが難しい作物ですが、逆に発芽さえすれば割と収穫まで行ってくれます。発芽を揃えるポイントは水やりと保湿ですので、土が乾かないように注意しながら乾いたら水をしっかりあげてください。
間引きと草取り
発芽したばかりのニンジンの芽はとても小さいので、暖かい時期ではすぐに雑草の方が大きくなってしまいます。そうなってしまうとニンジンの生長にも影響がでますので、10cmほどの大きさになるまでは頑張って周辺の草を取ってください。
またニンジンが混み合っている場所は「間引き」を行い、ニンジンの根がしっかり太れるようにしましょう。
メモ
ニンジンの間引き菜はとてもおいしいので捨てずに食べましょう。特に葉の部分は炒めたり、かき揚げにするととても美味です。ニンジン葉を食べられるのは生産者の特権ですのでおいしく頂いてください。
収穫
適度に間引きをしながら、最終的には10cm間隔ほどになっていれば十分です。
収穫の時は根の上の部分を指で触ってみて、十分な太さ(5cm前後)になっていれば抜いて収穫しましょう。
あまり大きくしようと長く畑に入れておくと、根が割れたり、花を咲かせようとして茎が太くなってしまうので、ベストな時期に収穫するよう注意してください。
股根になっていても問題なく食べられるので、無駄なく利用しましょう。
まとめ
この記事では「自然栽培」でのニンジンの育て方を説明しましたが、いかがでしたでしょうか?
一般の栽培との違いは、主に以下の2点です。
- 肥料を入れる作業が無い。
- 生長がゆっくりな分、草取りの作業が多い。
ポイントはとにかく発芽するまでは乾燥に注意して水をしっかりあげることで、発芽さえ出来ればニンジン作りはそれほど難しいものではありません。
また自然栽培で育てた作物は皮も安心して食べられますので、ニンジンの栄養を無駄なく食べられる点がとても素晴らしいと思います。
皆さまもぜひ挑戦してみてください。
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