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自然栽培の始め方【道具・資材編】

2020年6月22日

耕運

悩む農婦

肥料も農薬も使わずに作物を育てる「自然栽培」に興味があるのだけど、始めるには何がいるのかな?

必要な道具や資材を知りたいな。

 

そんな疑問にお答えします。

この記事の内容

  • 最低限必要な道具
  • あると便利な道具と資材
  • 本格的に始めるなら
エーイチ
この記事を書いている私は、自然栽培歴9年の専業農家です。

私は専業農家ですので、農作業を効率的に行うための道具や資材をある程度使っていますが、この記事では初心者の方向けにあると便利だなという観点で解説してみたいと思います。

やっぱり自然栽培は肥料や農薬を使わない農法ですので、それを補ってくれるような道具や資材を紹介してみたいと思います。

最低限必要な道具

耕す人

鍬(くわ)はとても万能な農具といえるでしょう。

鍬にはこんな使い道があります。

  • 畑を耕す
  • 畝を立てる
  • 畝をならす
  • 草を削り取る
  • 溝を掘る
  • 溝をさらう
  • 土寄せ(土を盛る)

ぱっと考えただけでも、これだけの使い道があります。

ここに挙げた作業を行うための専用機械や道具があれば別ですが、鍬はまず初めに用意しておくと便利な道具です。

鍬を振るには、ヘッドの重さを利用したり、てこの原理を利用したりとコツがあります。コツさえつかめれば、少々重いですが鉄製の鍬の方が作業性が良いのでおすすめですよ。

あると便利な道具と資材

マルチ

肥料も農薬も使わない「自然栽培」という農法をサポートしてくれる道具と資材を3つ紹介します。

1.ビニールマルチ

上の写真のように、畝をこのビニールマルチで覆って作物を栽培する資材です。この資材の効果は次のとおりです。

  • 保温
  • 保湿
  • 雑草の抑制
  • 雨が地面をたたくのを防ぎ土を固めない

肥料を使わないで作物を育てるために、温度管理はとても大切です。寒い時期や夜にこのビニールマルチがあることで土が保温されますので、作物の生長がよくなります。

また除草剤も使わないので、雑草の抑制効果があるビニールマルチはとても重宝します。

2.防虫ネット

防虫ネット

防虫ネットは虫から作物を守ってくれるネットです。一手間かかりますが、作物にこのネットをかけておけば、虫喰いがとても少なくなります。

また二次的に、若干の保温効果と、雨が直接作物をたたくのを防いでくれるため、生長の促進と品質の向上につながります。

除草剤や農薬に頼らない「自然栽培」では、このように物理的な方法で予防するのが確実です。できれば準備しておきたい資材ですね。

3.ミニ耕運機

ミニ耕運機

耕すのは鍬があれば出来ると書きましたが、やはり機械の力は偉大です。耕運機は人がほとんど力を使わなくても、機械が土を耕してくれます。

作物を植える場所は水はけを良くして、根が深くまで張れるように耕す必要があります。そこで、ある程度以上の面積に作付けを行うのであれば、小さくてもいいので耕運機を用意すると作業が楽になります。

耕運機は写真のようなミニタイプから、大型のトラクターまで幅広くラインナップがあります。自身の作付け規模に応じて選んでください。

本格的に始めるなら

本格的に農業を行うなら、次の農機具も用意しておいた方がいいでしょう。

なお、農機具は作業面積や規模によって、適切なモノを選ぶべきです。この記事では家族経営で1ヘクタール未満の規模を想定して解説します。

1.トラクター

トラクター

トラクターは後ろにつけたロータリーを回転させて、畑を耕す農機具です。馬力によって大きさも価格も様々ですが、専業で農業をやるなら20馬力ほどは欲しいところです。トラクターの価格はおよそ1馬力10万円と言われていますので、20馬力なら新品で200万円程度です。(最新機能が付いたトラクターはもう少し高くなります)

とても丈夫な機械ですので、信頼できる業者から買うのであれば中古でも大丈夫です。

まずは中古で20馬力ほどのトラクターを買ってみて、作業規模が大きくなってから買い換えるのがおすすめです。

2.管理器

管理器

「管理器」も農業には欠かせない万能機械の1つです。様々なアタッチメントが用意されていて、いろいろな作業をこなしてくれます。

管理器を使ってできる作業は次のとおりです。

  • 耕運
  • 溝掘り
  • 畝立て
  • 土寄せ
  • 除草
  • マルチ張り

トラクターが入れないような小さな畑を耕運したり、土を横に跳ね上げて畝を立てたり、ジャガイモやネギに土をかけたり、畝間を除草することができる万能機械です。専業で農業を行う場合は、初めから用意しておくことをおすすめします。

マルチを貼るのは、マルチャーと呼ばれる専用のアタッチメントが必要なため、次の項で説明します。

3.マルチャー

マルチャー

マルチャーにもいくつかタイプがありますが、写真は管理機にアタッチメントを取り付けてマルチを張れるようにした機械です。

マルチャーにはこの他に、人力で引っ張ってマルチを張るモノや、トラクターにアタッチメントを付けてマルチを張るモノもあります。

私はずっとこれを導入せずに、鍬を使って人力でマルチを張っていたのですが、とても重労働で時間もかかります。例えば20mの畝を鍬でマルチを張ると、15分前後かかると思いますが、このマルチャーを使えば1分程度です。大きな時間短縮が出来る上に、体力が要らないのでとても楽です。

就農当時から導入しておけばよかったなと強く思うので、これから始めようとするかたにおすすめしています。

おわりに

この記事では、肥料も農薬も使わない「自然栽培」という農法をサポートしてくれる道具や資材を、これから「自然栽培」を始めてみようと考えている方向けにご紹介しました。

いずれにしても道具や資材は、自身の規模や農業との関わり方にも大きく影響しますので、この記事を参考にしつつ、自分のライフスタイルに合ったモノを選ぶようにしてください。

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