自然栽培

自然栽培のお米とは

稲刈り

悩む人

自然栽培のお米ってどういうモノなの?

どんな作り方をされたお米なのか知りたいな。

 

自然栽培で生産されたお米に興味をもたれている方が多いですね。

でも実際、どんなお米なんでしょう。今回はそんな疑問にお答えします。

この記事の内容

  • 自然栽培の米ってどんな米
  • どんな作り方をしているの?
  • どんな品種があるの?
  • ナチュラルハートでは作ってますか?
  • まとめ
エーイチ
この記事を書いている私は、自然栽培歴9年の専業農家です。

自然栽培のお米との出会いは2011年に自然栽培の勉強会に参加した時からです。

また、自然栽培による米生産の経験は、2013年から2016年までの4年間です。

現在は野菜専門の農家ですが、これまでの経験の中で学んだ「自然栽培のお米」についてお話します。

自然栽培の米ってどんな米

天日干しの風景

一言で表しづらいですが、あえて共通点を言うとこうなります。

自然栽培のお米とは

  • 肥料を使っていない
  • 農薬を使っていない
  • 除草剤を使っていない

例えばネットで「自然栽培 米」で調べると、最近はたくさんのお米がヒットしてきます。

それらの共通点として少なくとも、上記の3つは満たしていると考えられます。もし満たしてなければ、さすがに「自然栽培」とは語れないですので。

私の知る限りにおいても、農法や品種は本当に多岐にわたっています。次の章でそれらを簡単に見ていきましょう。

どんな作り方をしているの?

ポイント

実をいうと、マニュアルがないのが自然栽培なんです 🙂

いきなり???ですが、これ実は自然栽培の確信です

つまり、「どうやったら肥料も農薬も使わずに作物が育つのか?」という問いに、挑み続けるのが自然栽培です。

田んぼにしても畑にしても、地理、地形、標高、土質、気候、等々、みんな条件が違いますよね。だからどこかの場所でうまく行った方法が、他の場所でうまく行くとは限らないんです。もっと言えば、同じ場所でも、去年うまく行った方法が、今年もうまく行くとは限らないんです。

だから自然栽培を志す者は、みんな試行錯誤しながらいろんなやり方を試しています。

例えば田植え1つとってみても、手で1つ1つ苗を植える人もいれば、大きな田植機を使って大面積を工作している自然栽培農家もいます。

お米の乾燥にしても、上の写真のようい「天日干し」の人もいれば、乾燥機を使って乾燥している人もいます。

機械の利用は問題ありません。上の3つの条件が満たされていれば、それは「自然栽培」なのですから。

どんな品種があるの?

米の脱穀

お米の品種については食味の好みもありますし、地域によって作りやすい品種や作りにくい品種もあるのため、これも本当にまちまちです。

農林○○号という数字のついたモノや、コシヒカリ、ササニシキなどなど・・・。

ただ、コシヒカリなどは食味がよくて人気があるので作る人も多いですが、もともと「肥料ありき」で品種改良されたお米でもあるので、自然栽培で育てた時にどこまでそのポテンシャルが引き出せるのかはよくわかりません。

逆に原種に近い品種や、昔作られていた品種が「自然栽培の米農家」の間では人気があります。例えば「亀ノ尾」とか「ササシグレ」とかです。これらはもともと肥料が高価でなかなか使えなかった時期に作られていた品種ですので、「無肥料栽培」に向いた品種といえます。

味はコシヒカリのようにモチモチした甘みはありませんが、あっさりと食べやすいので私は大好きです。

ナチュラルハートでは作ってますか?

これはよく聞かれるのですが、上に書いたようにナチュラルハートでは、現在お米の栽培は行っていません。

理由はこんなところです。

米栽培を止めた理由

  • 労力が大きく、野菜栽培との両立が難しい
  • 田んぼの作業があまり向いていないことに気がついた

肥料、農薬、除草剤を使わないということは、何もしない放任栽培ではなく、それらの代わりを人間がやるということです。その労力はとても大きく、野菜の栽培と忙しい時期も重なるため、よほど好きじゃなければ続かないなと思いました。

下の写真はチェーンを使った除草の様子です。

チェーン除草

チェーン除草の様子

4年やってみて気づいたことは、私は田んぼの仕事があまり楽しくないということでした。畑はとても楽しいんですが、田んぼは辛さの方が大きかったので、コレは続けても意味がないと思いスッパリ止めました。今はその時間を好きな畑仕事に向けられるので、とても満足しています。

まとめ

今回は「野菜専門農家」の私が、過去の経験を元に「自然栽培のお米」についてお話しました。

自然栽培のお米作りは、実はそんなに難しくはありません。もちろんしっかりと手をかけて1つ1つの作業をこなしていく必要はありますが、それさえやっておけば、お米はとても強い作物なので、秋には穂を付けて、それなりの収穫をもたらしてくれます。

ですが、収穫量で言えば、一般的な慣行栽培の良くて6~7割です。そして手間は何倍もかかっていますので、値段が高くなるのは仕方がないところです。

それでもお米をあまりすらずに玄米で食べたい場合は、やはり農薬などを使っていない「自然栽培のお米」がいいですよね 🙂

皆さまのご家庭がいつも健やかでありますように!

ナチュラルハート

 

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