自然栽培をやりたいけど、失敗はしたくないな。
何かうまくやれるコツのようなモノがあれば知りたいんだけど。
そんな疑問にお答えします。
この記事の内容
- 自然栽培を成功させるコツ
- 水はけの良い場所で作る
- 草を活用する
- 旬の栽培に徹する
- 間隔を開けて風通しをよくする
- 作物を毎日観察する
- まとめ

自然栽培にはうまく行くためのコツがたくさんあります。
この記事では、これから自然栽培に挑戦しようとする方向けに、抑えておくべきコツを5つ厳選して紹介します。
自然栽培を成功させるコツ
1.水はけの良い場所で作る
自然栽培では、畑の水はけがとても大切です。
なぜなら肥料を入れない「自然栽培」では、根が長く広く伸びて土中の栄養素を吸収する必要があるため、根の生長が成功の鍵だからです。
根は呼吸しているので、根の生長に酸素が欠かせません。
土中の酸素を絶やさないために、雨が降っても速やかに地下に染み込むような「水はけの良い場所」を選ぶようにしましょう。
2.草を活用する
「自然栽培」において草(雑草)にはとても重要な役割があります。
例えば、地中の深いところの養分を地表近くに吸い上げたり、地面が固まらないように雨から土を守ったりしてくれています。
詳しくは以下の記事をお読みください。
肥料や農薬を使わない「自然栽培」では雑草を敵視することなく、上手に活用することがとても大切です。
3.旬の栽培に徹する
「旬の栽培」とは、その作物がもっとも元気に育つことが出来る時期で、適期とも言えます。
一般的に農作物の価格は需要と供給のバランスによって変動しますので、多くの農家は少しでも高く売ろうとして、適期をずらして供給の少ない時期に作物を作ろうとします。
しかし、肥料や農薬を使わない「自然栽培」でそれをやると、作物が健康に育たないため、病気や虫にやられる可能性が高くなります。
(一般的な慣行栽培では、肥料や農薬を使うことによって、強引に病気や虫から作物を守ることができます)
自然栽培においては、作物を健康で元気に育てることが何より大切ですし、消費者にも健康な野菜から沢山の栄養を摂ってもらいたいと思います。
そのためにも、作物が元気に育つ「旬の栽培」を心がけてください。
4.間隔を開けて風通しをよくする
実際には、土が十分できてくれば、一般の慣行栽培と同じ間隔でも同じようなサイズの作物が作れるようになります。
ですが、「自然栽培」をこれから始めるような場合では、まだ土が完成していないので、病気になるリスクを少しでも下げなければなりません。
そのためには、株と株の間隔を広く取って、風通しをよくすることが大切です。
理由は風通しが悪いと、野菜がムレて病気になる可能性が高くなるからです。
また間隔が広ければ、根が伸びる範囲も広く取れ、健康な野菜が育つ要因にもなります。
「自然栽培」を始めたばかりの頃は、株と株の間隔を一般の栽培より広く取るように心がけましょう。
5.作物を毎日観察する
5番目になりましたが、実はこの「毎日観察する」が最も大切なコツです。
毎日全ての畑をまわって、全ての作物の生育状態をチェックしてください。
理由は、何か問題があれば作物の状態がそれを教えてくれるからです。
問題を出来るだけ早くキャッチすれば、手遅れになる前に対処できるかもしれません。例えば虫に食べられていたら取り除くとか、日陰になっていたら草を刈るとかです。病気になっていたら他の株に伝染する前に取り除くことも時には必要です。
「自然栽培」は決して放任栽培ではありません。農薬や肥料に頼らない分、むしろ一般の慣行栽培より手をかける必要があります。
生産者自身が農薬や肥料の代わりになれるよう、毎日の観察を欠かさずに行ってください。
まとめ
この記事では「自然栽培」にこれから取り組もうとする人のために、自然栽培を成功させるコツを5つ紹介しました。
もし出来れば、この5つを実践するだけでなく、この記事の内容から「自然との向き合い方」のようなモノを少しでも読み取ってもらえれば、他にもいろいろと応用が利くと思いますので、ぜひそこを目指して頑張ってください。
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