メンタル 自然栽培

自然栽培の始め方【心の準備編】

2020年6月5日

耕す人

悩む農婦

肥料も農薬も使わずに作物を育てる「自然栽培」に興味があるのだけど、どうやって始めたら良いのかな?

どんな心構えが必要なんだろう。

 

そんな疑問にお答えします。

この記事の内容

  • 自然栽培をやると決める【覚悟】
  • 肥料が無いと育たないという思考を捨てる
  • まずは畑の片隅からでも始めてみる
  • 土をコツコツと育てる
  • まとめ
エーイチ
この記事を書いている私は、自然栽培歴9年の専業農家です。

時々「自然栽培の始め方が分からない」という質問をもらうことがあるので、私の経験を元に解説してみます。

自然栽培をやると決める【覚悟】

自然栽培

まずはじめに「自然栽培をやる」と決めてください。

「自然栽培をやる」とは、肥料、農薬、堆肥、除草剤などに一切頼らずに作物を育てるという覚悟です。

最初にこの覚悟をしっかり持ってないと厳しいと思います。

なぜなら私の経験上、自然栽培で納得がいく野菜が育つのに6年間かかりました。いろいろな条件の違いもあると思いますが、数年単位の挑戦が必要です。そこを耐えられずに止めていく人もたくさん見てきました。

1つ具体例を挙げると、皆さんがスーパーで見る小松菜は長さが40cmぐらいありますよね。だいたい一袋に200gほど入っているのですが、この大きさだと4~5株ほどで200gになります。ところが私の2~3年目の小松菜は20cmほどしかなく、200gにするには10株以上入れなければなりませんでした。しかも虫喰いが多くて商品できないモノもたくさん出ます。

この時期がとてもきつい時期です。やることは多くて、売れるものは少ないですから。

ところがあきらめずに挑戦を続けて6年目ぐらいになると、肥料も農薬もやっていない私の畑の小松菜が、スーパーに売られている一般の小松菜と同じ大きさに育つようになり、しかもほとんど虫喰いがないピカピカのモノが採れるようになりました。

私はココが自然栽培で目指すべき1つのゴールだと思っています。(そうでないと、とても採算が合いません)

自然栽培を志すなら、何年かかってもココに到達する覚悟をもって取り組んでください。

続けられれば、きっと畑と野菜たちがそれに答えてくれます 🙂

肥料が無いと育たないという思考を捨てる

肥料をまく農夫

自然栽培を始めたばかりの方から時々「米ぬかだったら入れても大丈夫ですか?」などと質問されることがあります。

自然由来のモノだからだとか、同じ畑で採れたモノだから、というのが根拠のようですが、そのような質問をされる方は、「作物は肥料がなければ育たない」というマインドを持ったまま自然栽培に取り組んでいるので、そんな質問が出てくるのだと思います。

まず「自然栽培をやる」と決めた時に、「肥料が必要」という考え方も同時に捨てましょう。

そして以下の自然栽培マインドを持つようにしてください。

自然栽培マインド

作物は自分の力で立派に成長できるし、大地には作物を立派に成長させる力が備わっています。

それは山に生えている木々が肥料や農薬がなくても立派に育っているのと同じようにです。

この「自然栽培マインド」を持っていないと、後に迷った時に間違った方向に進んでしまう危険があります。というのは、土がまだ出来てなくて野菜がうまく育たない時期に、「やっぱり肥料がないとダメなんだ」という思考になり、自然栽培自体をあきらめたり、何か肥料として使えるモノを探したりしてしまうからです。

そんなことをしても、かえってゴールが遠のくだけです、「自然栽培をやる」と決めた以上、迷った時には「育つはずなのになぜ育たないのだろう」と考え、あきらめずに試行錯誤を繰り返すことが大切です。

まずは畑の片隅からでも始めてみる

定植作業

いきなり今までのやり方を全て変えるのは怖いものですし、リスクも大きいです。

ですので、最初は畑の片隅からでもいいので、とにかく始めてみることが大切です。

自然栽培に関しては、そもそも情報が少ないですし、書籍や誰かのブログを読んだところで所詮は他人の環境での話です。

それよりも自分の畑でやってみれば、いろいろ失敗もあるでしょうが、そこから学ぶことがたくさんありますし、それが自分の糧になります。

常識や固定概念にとらわれず、自分でやってみて、自分で考えて、自分なりの道を切り開くことが「自然栽培」です。

土をコツコツと育てる

現在の育苗土

ずっとマインドの話ばかりになってしまいましたが、私はこのマインドが自然栽培をする上でとても重要だと思っているので長々と書いてしまいました。

マインドが整ったら次は、畑で作物を育てながら、同時に山をお手本にして、自分畑の土をコツコツと育てていきましょう。

こちらが裏切らなければ、畑や作物はきっと答えてくれるはずです。

参考になりそうな記事をこちらに貼っておきます。

まとめ

今回の記事のタイトルを読んで、具体的な準備の仕方などを期待された方もいると思いますが、いつも書いているように

自然栽培にはマニュアルがない

ので、具体的な始め方は自分がやりやすいようにやれば問題ありません。

それよりも、具体的に動き出す前に持っておくべきマインドがなければ、なかなかゴールにはたどり着けないと考え、自然栽培を始めるための心構えを中心に解説しました。

簡単な道のりではありませんが、ゴールにたどり着いた時の作物の出来はその苦労を吹き飛ばしてくれる価値があります。

作るのはちょっと無理そうだなという方は、ぜひ食べる方で「本物の野菜」をご堪能ください。

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