自然栽培 農業技術

自然栽培では連作障害が起きない

マイクロトマト

悩む農夫

自然栽培では「連作障害」が起きないと聞いたけど本当かな。

なんで自然栽培で育てると「連作障害」が出ないの?

 

そんな疑問にお答えします。

この記事の内容

  • 連作障害が起きる原因
  • 自然栽培で連作障害が起きない理由
  • 連作で年々よくなる自然栽培の野菜たち
  • まとめ
エーイチ
この記事を書いている私は、自然栽培歴9年の専業農家です。

園芸の本を読むと必ず出てくる「連作障害」ですが、私の農園ではトマトはずっと同じ場所に5年以上連作していますが、何も問題ありません。ピーマンもいつも同じところに作りますが、毎年これでもかと言うほど成ります。

そんな私の栽培経験を元に、連作障害について考えてみたいと思います。

連作障害が起きる原因

連作障害」とは同じ作物(同じ科の作物)を同じ場所に連続して作ることによって、野菜が育ちにくくなったり、収穫量が落ちてしまう障害のことです。

よく言われる原因は次の2つです。

  1. その作物が必要とする栄養素ばかりが消費され、土中の成分バランスが崩れる。
  2. その作物を好む菌や病害虫が増え、その科特有の病気になりやすくなる。
エーイチ
早い話が、全てバランスが崩れてしまっていることが原因ですね。

自然栽培で連作障害が起きない理由

賀茂ナス

ではなぜ、自然栽培では「連作障害」が起きないのでしょうか?

答えはとてもシンプルで、「畑のバランスを崩していないから」です!

???でしょうか。

上の賀茂ナスの写真はヒントですが、わかりますか?

では、こちら(下)の写真はどうでしょう?

畑の雑草

作物の周りにたくさんの雑草が生えていますよね。

そうです。自然栽培の畑には、同じ科の同じ作物だけが生えている訳ではないのです。

この写真に見えている作物は「アブラナ科」ですが、生えている雑草は「イネ科」、「アカザ科」、「キク科」、「セリ科」等々、実に多様性に満ちた植物が生い茂っています。

決して、単一の作物しか無い畑ではありません。

畑の中は地上部も地下部もひっくるめて小さな宇宙です。そこには作物の他に、雑草、昆虫、微生物、菌、などがバランスを保って生きているんです。

人による間違った管理で、そのバランスを崩してしまえば、「そりゃ作物も育たなくなるよ」と思います。

ポイント

作物の管理とは、見た目をきれいに整えることではなく、その作物が元気に育ち続けられる環境を整えるということです。

連作で年々よくなる自然栽培の野菜たち

私の農園では、連作をすることによって年々野菜の出来が良くなっています。

その1つの理由は「固定種」の種を使って、種取りを繰り返しているため、徐々に種が私の農園の土地に合ってきているからです。

もう1つは、雑草を生やす効果によって、小宇宙のバランスが整ってきているのだと感じています。

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まとめ

何度も言いますが、「自然栽培」を志す者は、固定概念に囚われたり、本に書いてある内容を鵜呑みにしてはいけません。

決して本に書いてあることが間違っているということではなく、その本の内容には前提があるということです。つまり、一般的な本は肥料と農薬を使ってF1の種(交配種)で育てることが前提となっているということです。

「自然栽培」にはマニュアルはありません。自分を信じて、自分の判断に責任を持って、日々の栽培に取り組みながら経験を積む以外に道はありません。

ナチュラルハートは皆さまに本物の野菜をお届けします!

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