免疫力を上げるには野菜が効果的って聞いたけど、どんな野菜を食べれば良いのかな?
効果的な食べ方なんかも知りたいな。
そんな疑問にお答えします。
今回は免疫力を上げる野菜シリーズ第七弾「トマト」のご紹介です!
この記事の内容
- トマトに含まれる免疫活性化成分
- リコピンの強い抗酸化作用
- 免疫力をアップする食べ方
- 農家こぼれ話

毎日の農業生活の中で、実際に野菜と向き合って得られた経験と知識をベースにお話します。
トマトに含まれる免疫活性化成分
野菜や果物には、ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれていて、それらを摂ることによって免疫力をアップする効果が期待できます。
今回はメディアでも度々取り上げられるトマトに含まれる「免疫力を上げる」効果が期待される成分を見てみましょう。
皮膚や粘膜を強くしてウィルスの侵入を防ぐ | ベータカロテン(ビタミンA) |
白血球(免疫細胞)の強化に働く | ビタミンC |
老化防止(抗酸化作用) | リコピン |
疲労回復 | 有機酸(クエン酸など) |
免疫力の活性化に重要なベータカロテンとビタミンCを豊富に含む野菜ですが、トマトの最大の特徴はファイトケミカルのリコピンを多く含む点です。
リコピンの強い抗酸化作用
トマトに多く含まれるリコピンは、活性酸素を除去する抗酸化物質です。
リコピンの抗酸化作用(体内の活性酸素を除去する働き)により、老化やがんを予防する効果があるとされています。
免疫力をアップする食べ方
リコピンは皮の部分に多く含まれています。そのため出来るだけ皮ごと食べるのがおすすめです。
「自然栽培」の野菜は肥料や農薬を一切使っていないので、皮ごと安心して食べられます。
また、リコピンは脂溶性ですので、オリーブオイルなどで調理すると効率的に吸収できます。
ジュースにしてまるごと摂るのもオススメです 🙂
農家こぼれ話
一般的なトマトは収穫から店頭に並ぶまで終日かかるため、まだ実が青い状態で収穫され、流通の過程で赤く熟したものが店頭で売られます。
一方でナチュラルハートでは、個人宅配が主な販売形態のため、木で赤く熟してから収穫したものを出荷しています。
トマトを長い間、木に付けていると、虫に食べられたり、雨で玉割れしたりするリスクがあるのですが、「やっぱり木で熟したトマトはおいしい」と思うので、このようなこだわりの栽培方法を取っています。
ちなみにトマトのうまみ成分の素は「グルタミン酸」ですが、これは加熱することにより更にうまみを増します。
トマトがたくさん手に入ったら、ぜひトマトソース作りなどにチャレンジしてみてください。
皆さまの家庭がいつも健康でありますように!